『ホビット』三部作は、大ヒットした映画『ロード・オブ・ザ・リング』の前日譚。『決戦のゆくえ』はその最終話で、おそらくはこのシリーズの最後の映画。
そもそも、高校時代に原作のJ.R.R.トールキン『指輪物語』を読んで、ファンタジーの世界の扉を開いた私としては、思い入れの深い物語。今の文庫本からは考えられないほど、細かい文字でギッシリと書かれた、全六巻(英語版は三巻だが、それぞれ上下2分冊になっている)の小説だ。16歳で始めて海外旅行に出て、ブラジルに行った時に旅の途上で読んだので、異国の情景と、異界の情景が重なり合って、とても味わい深かったのを覚えている。
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